- 対象 収縮不全(左室駆出率40%以下)を伴う急性心不全316例(平均53歳)
- 方法 BMIでlean (<25), overweight (25〜29.9), obese (≧30) に三分類
- 結果 肥満症例では心不全があってもBNPは低値になりやすい(下図を参照)
推測されるメカニズム 🐹
- BNPのクリアランスを担うレセプターは脂肪細胞に豊富(J Endocrinol Invest 1996;19:581-5)
- 脂肪細胞の豊富な血管床が中性エンドペプチダーゼの作用増強(Rev Cardiovasc Med 2003;4:S13–9)
- 肥満者ではBNPの産生自体が低下している(ただし理由は不明)(Circulation 2004;109:594-600)
- BNP低下は結果でなくて原因:BNPは脂肪細胞で脂肪分解を促進する(J Mol Med 2001;79:21-9)
🉐 過去の投稿
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿