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2019-07-29

経皮ペーシング Transcutaneous pacing

実際の手技
  1. 2枚のパッチ電極を心臓を挟むように左前胸部と背部に装着する
  2. ペーシングモードをONにする
  3. 心拍数80/分に設定する
  4. 心静止の場合には最大出力から漸減させ,徐脈の場合には10mAより出力を漸増してQRSが捕捉される閾値を測定する
  5. ペーシング出力を捕捉閾値より10%高いレベルに設定する
  6. ペーシング捕捉中の脈拍,血圧をチェックする
  7. 意識があれば鎮痛のためにモルヒネ,ペンタゾシン等を投与する
  8. 心拍数を調整し,自己心拍があればスタンバイモードにする

お薦めビデオ出力は1 mA/kgと述べていることに注目)



👾 おまけ
  • 安静時心拍数の10-20%増+出力38-70 mA+30分の経皮ペーシングでも骨格筋や心筋の障害(CK, CK-MB, troponinで判定)は確認されない(StatPearls Publishing; 2019 Jan-2019 Feb 28

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(投稿者 川崎)

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