このブログを検索

2019-05-27

プロタノールの実際

プロタノール®(一般名はl-イソプレナリン塩酸塩)は用法・用量が大雑把にしか決められていない

用法・用量 (添付文書より原文そのまま)
(点滴静注)
l-イソプレナリン塩酸塩として0.2~1.0mgを等張溶液200~500mLに溶解し、心拍数又は心電図をモニターしながら注入する。徐脈型アダムス・ストークス症候群においては、心拍数を原則として毎分50~60に保つ。ショックないし低拍出量症候群においては、心拍数を原則として毎分110前後に保つようにする。
(緊急時)
急速な効果発現を必要とする時には、l-イソプレナリン塩酸塩として0.2mgを等張溶液20mLに溶解し、その2~20mLを静脈内(徐々に)、筋肉内又は皮下に注射する。心臓がまさに停止せんとする時には、l-イソプレナリン塩酸塩として0.02~0.2mgを心内に与えてもよい。なお、症状により適宜増量する。

当院での使用例
  1. プロタノールL注®1A(0.2mg)を生食100mlに溶解して50mlのシリンジポンプに装着
  2. 2mlを早送り後に6ml/Hで持続(目標:徐脈なら>50bpm,負荷なら心拍数20%上昇)
  3. 心拍数をモニターしながら12➜18➜24・・・と5分毎に増量(50ml/Hを超えることもある)

🉐 関連投稿

(投稿者 川崎)

0 件のコメント: