英国の看護師(その後39歳で医師になった)シシリー・ソンダース Cicely Saunders (1918–2005)が提唱した観念.終末期の苦しみには身体的,精神的,社会的,霊的(スピリチュアル)な4つの要素があり,これらが相互作用して全体的な苦しみ(全人的苦痛)を形成する.ソンダースは1967年に英国ロンドンに世界で初めてのホスピス(セント・クリストファー・ホスピス St Christopher's Hospice)を設立した.そして終末期の積極的なオピオイド導入などの緩和ケア(palliative care)を行い,全人的医療(holistic medicine)を実践した.
- 身体的苦痛 (Physical pain) ➜ 疼痛,倦怠感,嘔気,呼吸困難感など
- 精神的苦痛 (Psychological pain) ➜ 不安,孤独,怒り,抑うつなど
- 社会的苦痛 (Social pain) ➜ 職場や家庭での役割喪失や経済問題など
- 霊的苦痛(Spiritual pain) ➜ 罪の意識や人生の意義,死の恐怖など
関連投稿 🉐
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿