随時尿のグラム染色(左は弱拡大/右は強拡大)
👾 当院の判断
- 弱拡大では上皮細胞が散在し,強拡大では上皮に付着する多数の細菌
- 細菌はグラム陽性球菌が多数を占める(黄色ブドウ球菌などの疑い)
- 好中球および好中球に貪食される細菌像はほとんど認められなかった
- 最終的に本例の細菌は膣上皮などの混入であり起炎菌ではないと判断
- 黄色ブドウ球菌は尿路感染症の起炎菌では稀(主要な原因菌はコチラ)
黄色ブドウ球菌で尿路感染症を生じた他の症例(好中球の貪食像に注目)
(投稿者 川崎)
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