- 定義 手術や外傷などの後に1月以上の経過で緩徐に増大する血腫(確定基準はないが悪性所見および出血傾向は要除外)
- 歴史 Friedlanderらが初報(J Bone Joint Surg Am 1968;50:1237-41)/米国のReidらが疾患観念を確立(JAMA 1980;244:2441-2)
- 機序 微小血腫から炎症惹起物質が放出 ➜ 新生血管増生や被膜形成が促進 ➜ 血漿成分浸出の促進と線溶系の亢進
- 診断 MRI 所見が有用(特にT2強調像でmosaic sign と呼ばれる低信号と高信号が混在した病変部として描出されることが多い)
- 特徴 69例中胸郭が最多22 例で次いで下肢20 例/男女比は45:24/ 種々の良性軟部腫瘍や悪性軟部腫瘍との鑑別が必要
- 治療 穿刺や吸引,切開,内容物除去,全摘出など/被膜を含めた摘出術が再発を減らす上で最も望ましい
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(投稿者 川崎)
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