💢 要約
- 概略 三叉神経支配領域の神経障害性疼痛(初診は主に歯科・口腔外科)
- 性状 発作的な激痛+持続なし(せいぜい数十秒)+片側の領域に限局
- 誘因 洗顔や食事,会話,歯磨,化粧,ひげそり,鼻をかむ,冷水ほか
- 鑑別 帯状疱疹後神経痛,歯髄炎,脳腫瘍,舌咽神経痛,群発頭痛など
- 疫学 48例の後ろ向きの検討では平均年齢68歳(29-90歳)で女性が77%
- 原因 頭蓋内三叉神経の脱髄で触覚と疼痛を伝達する神経線維が短絡?
- 治療 薬物(テグレトール他),神経ブロック, ガンマナイフ,手術他
👤 おまけ
- 頭痛は一次性頭痛(片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛)と二次性頭痛(外傷性・くも膜下出血・脳腫瘍・薬剤性・髄膜炎・高血圧性・顎関節症・身体化障害など)に分類されるが,国際頭痛分類には,三つ目の「有痛性脳神経ニューロパチー、他の顔面痛およびその他の頭痛」があり,三叉神経痛はココに分類されている.
(投稿者 川崎)
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