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2021-08-21

新型コロナ:重症度分類

👺 今更ですが,これから大きな第5波に突入していくので今一度再確認!

重症度 酸素飽和度 臨床状態 診療のポイント
軽症 SpO2 ≥96% 呼吸器症状なし or 咳のみで呼吸困難なし
いずれの場合であっても肺炎所見を認めない
  • 多くが自然軽快するが,急速に病状が進行することもある
  • リスク因子のある患者は入院とする
中等症 I
呼吸不全なし
93% <SpO2 <96% 肺炎所見,息切れ
  • 入院の上で慎重に観察
  • 低酸素血症があっても呼吸困難を訴えないことがある
  • 患者の不安に対処することも重要
中等症 II
呼吸不全あり
SpO2 ≤93% 酸素投与が必要
  • 呼吸不全の原因を推定
  • 高度な医療を行える施設へ転院を検討
  • ネイザルハイフロー,CPAPなどの使用をできるだけ避け,エアゾル発生を抑制
重症 ICUに入室 or 人工呼吸器が必要
  • 人工呼吸器管理に基づく重症肺炎の2分類(L型,H型)
  • L型:肺はやわらかく,換気量が増加
  • H型:肺水腫で,HCMOの導入を検討
  • L型からH型への移行は判定が困難
  1. 重症化のリスク因子 ➜ 65歳以上の高齢者,悪性腫瘍,慢性閉塞性肺疾患 (COPD),慢性腎臓病,2型糖尿病,高血圧,脂質異常症,肥満 (BMI 30以上),喫煙,固形臓器移植後の免疫不全,妊娠後期
  2. 評価中の要注意な基礎疾患 ➜ ステロイドや生物学的製剤の使用,HIV 感染症 (特に CD4 <200/µL)

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(投稿者 川崎)

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