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2022-10-17

経皮酸素分圧(tcpO2)測定装置

  • 四肢の微小循環を測定・評価する経皮モニタリング
  • 特に高度慢性下肢虚血(CLTI)評価に有用である
  • 経皮酸素分圧(tcpO2)<30 mmHgで虚血示唆
  • 創傷治癒に必要な酸素分圧は最低40 mmHg以上
  • 保険収載あり(1日につき100点,3月に一回限)
  • 本邦は皮膚還流圧測定(SPP)が多用されている
  • 凡そ目安はtcpO2 30 mmHg ≒ SPP 40 mmHg

🌀 測定原理
  • 皮膚表面に貼られたセンサーの加熱素子によって皮膚を加温 ➜ 皮膚表面の毛細血管が動脈化し皮膚を通して酸素と二酸化炭素が皮膚表面に拡散 ➜ 皮膚表面に拡散された酸素及び二酸化炭素分子がセンサー表面に被われている膜を通過して電解液中に拡散 ➜ 電気化学的に経皮的酸素分圧及び二酸化炭素分圧を測定


(投稿者 川崎)

1 件のコメント:

TK さんのコメント...

TcpO2 = transcutaneous pressure of oxygen