- 患者さん「先生,肝油を摂ってもいいですか?」
- 担当医師「肝油? なんですか,それ?」
- 患者さん「知らないんですか? ひょっとして大阪じゃない?」
- 担当医師「ええ,大阪出身ではないんですが…」
- 患者さん「大阪人ならみんな知ってますよ,肝油」
🐟 肝油
- 肝油ドロップは、日本で最初の固形肝油乳剤として明治44年に薬学博士・河合亀太郎により創生
- ビタミンAやDが豊富に含まれ、栄養学的に非常に優れていたことから、戦前より多くの方が利用
- 一方肝油には独特の臭いがあり安定性にも欠けていたことから継続的に使用する事が難しかった
- 河合亀太郎は肝油の研究を重ねて、ゼリー状のドロップの形でビタミンを安定に保つ技術を開発
- 肝油ドロップと名付け1911年から製造販売(現在は魚由来でなくて医薬品ビタミン原料を使用)
引用)河合製薬株式会社
👶 おまけ
- 幼稚園の時に10時に小さいグミのようなお菓子を一人ひとつずつ貰っていたことを思い出しました.あれはおそらく肝油だったと思われます.
- 投稿者の外来をいつもサポートしてくれる医師事務の方(大阪生まれの大阪育ち)に尋ねると,「昔は風邪を引いたら肝油」だったそうです.
- 上記の河合製薬株式会社は東京都中野区ですが,日本で最も古い肝油専門メーカーはめがね印のワカサ株式会社(大阪市北区)のようです.
(投稿者 川崎)
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