- HALT=hypo attenuated leaflet thickening(≒低輝度弁尖肥厚)
- TAVI(経カテーテル大動脈弁植込み術)1月後で15%前後に出現
- 心臓CTで大動脈側の弁基部から弁尖に低吸収領域(200 HU未満)
- その範囲が広がれば弁尖の可動性低下を生じるが多くは無症候性
- TAVI後のHALTは抗凝固療法で消失するため血栓と考えられている
💫 HALTの臨床的意義
- TAVIを受けた856人のうち638人がHALT評価のために30日後にCTを受けた
- HALT発生率は12%(79/638)で自己拡張型弁とバルーン拡張型弁に差なし
- HALTを示す患者は1,3,12ヵ月でワルファリンを処方される可能性が高い
- 平均大動脈弁圧較差は2群間で差がなく出血イベント増加も見られなかった
- 中央値2.2年でHALTを有する患者の死亡率は高率(30% vs 20%,P=0.001)
(投稿者 川崎)
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