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2017-04-11

デパケン(バルプロ酸Na)の相互作用

1.併用禁忌
薬剤名(一般名) 臨床症状 機序・危険因子
カルバペネム系抗菌薬
 メロペン(メロペネム)
 フィニバックス(ドリペネム)
 チエナム(イミペネム・シラスタチン)
 カルベニン(パニペネム・ベタミプロン)
 オラペネム(テビペネム)
てんかんの発作が再発することがある。 バルプロ酸の血中濃度が低下する。


2.併用注意(頻用薬のみ抜粋)
薬剤名(一般名) 臨床症状 機序・危険因子
ワーファリン(ワルファリンカリウム) 左記薬剤の作用が増強することがある。 遊離型の左記薬剤の血中濃度を上昇させる。
サリチル酸系薬剤
 バイアスピリン(アスピリン)等
バルプロ酸の作用が増強されることがある。 遊離型バルプロ酸濃度が上昇する。また、バルプロ酸の代謝が阻害される。
エリスロシン(エリスロマイシン)
タガメット(シメチジン)
バルプロ酸の作用が増強されることがある。 左記薬剤が肝チトクロームP-450による薬物代謝を抑制し、バルプロ酸の血中濃度が上昇する。
ベンゾジアセピン系薬剤
 セルシン(ジアゼパム)等
左記薬剤の作用が増強することがある。 遊離型の左記薬剤の血中濃度を上昇させる。

(投稿者 小森)

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