💍 シャムロステスト陽性(Positive Schamroth's test)
- 診断の目安は指と爪床の角度が165度以上で,両手の爪を合わせた時に通常存在するダイアモンド型の隙間が消失(実例)
- ばち指(Clubbed finger)は呼吸器疾患やチアノーゼ性心疾患で出現するが,肝硬変や炎症性腸疾患などでも認めることがある
- 機序として,動静脈シャントによる血小板由来成長因子や血管内皮細胞増殖因子の不活性化抑制で結合組織が過形成されるという仮説あり(Lancet 1987;2(8573):1434-5)
- 本例は最終的に肺がんと診断され外科的摘出術を施行した(冠動脈CTで狭窄も指摘されたが安定していたため肺がん術後に治療予定)
本例では足趾の爪変化は目立たなかった
🏥 臨床現場
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(投稿者 川崎)
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