😅 少し古い研究ですが...
- 有意なAS(中等度〜)を身体所見から判定する試み(J Gen Intern Med 1998;13:699-704)をSNS(Twitter)を通じて教えてもらったので簡単にまとめておきます.
📎 関連する因子
📢 ステップ判定法
- Ⅱ音の減弱
- 頸動脈容積の減少
- 頸動脈圧の緩徐な上昇
- 雑音が第二肋間胸骨右縁で最大
📢 ステップ判定法
- 右鎖骨上の雑音なし ➜ 効果的に除外(尤度比0.10;ASの確率1.4%)
- 上記因子が0~2個 ➜ ある程度疑われる(尤度比1.8;ASの確率21%)
- 上記因子が3~4個 ➜ 確率が高い(尤度比40;ASの確率86%)
独り言 💨
- 比較的小規模(心エコーを受けた123人で中等度以上のASは16人)かつ身体所見が厳密に定義されていないなどの問題点はありますが,個人的に好きな研究です.
- 関連する上記の4つ因子の判定(0~2個 vs 3~4個)では,レジデントとスタッフ内科医の間で判定精度の結果に有意差がなかったことも本文中に記載されています.
- 大動脈弁狭窄は身体所見で診断すべきですが,その重症度判定は心エコー図に分があります.それでも心エコー図には挑み続けたいと思っています(過去の投稿).
(投稿者 川崎)
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