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2026-01-08

今週の一枚 🎯

発熱と左顔面の発赤で来院した高齢者

😐 解説
  • 身体所見では左眼瞼~頬部の発赤と腫脹
  • 紅斑境界はやや不明瞭?で耳介波及なし
  • 帯状疱疹を疑う水泡または分布形態なし
  • 頭部CTで同部位は軽度肥厚(下図矢印)
  • 皮下組織の腫脹や濃度上昇は目立たない
  • 明らかな頭蓋内出血や腫瘤は指摘しない
  • 採血では白血球数は8100,CRPは1.05
  • 左顔面の丹毒と考え入院してABPC開始
  • 血培からS. dysgalactiae(G群溶連菌)

👂 耳よりな話 👂
  • 感染症による顔面の紅斑を生じる病態には丹毒蜂窩織炎があります.丹毒は真皮浅層の感染症であるため境界が明瞭ですが,蜂窩織炎は真皮深層から皮下組織が主座のため紅斑は境界が不明瞭になります.
  • 丹毒では耳介に病変が及ぶことが多いことが知られています(Milian's ear sign).本例は身体所見(境界不明瞭&耳介波及なし)からは顔面蜂窩織炎が疑われましたが,CTや血培所見は丹毒に合致

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(投稿者 川崎)

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