胸部CTはARDS(急性呼吸窮迫症候群)に矛盾しない所見であった
👉 経過から輸血関連急性肺障害(TRALI: Transfusion-Related Acute Lung Injury)と診断
輸血関連急性肺障害(日集中医誌 2008;15:291-300)
👶 緊急を要しない輸血なら夕方からの輸血開始は避けたい
👉 経過から輸血関連急性肺障害(TRALI: Transfusion-Related Acute Lung Injury)と診断
輸血関連急性肺障害(日集中医誌 2008;15:291-300)
- 輸血後6時間以内(多くは2時間以内)に非心原性の急激な肺水腫を呈する病態
- 最も重篤な非溶血性輸血副作用で輸血関連死亡の30~50%を占める(米国統計)
- 原因として輸血用製剤中の抗白血球抗体また活性物質などの関与が疑われている
- 赤血球製剤,血小板製剤,血漿製剤いずれの製剤でも発症し発現の予測は困難
- TRALIの発生率は全体で100万件9.1例(本邦の年間輸血件数が約500万件)
- 治療は輸血中止とARDS治療に準ずる(酸素療法,人工呼吸器による補助など)
- ステロイドや好中球エラスターゼ阻害薬の有用性についてのエビデンスは未確立
👶 緊急を要しない輸血なら夕方からの輸血開始は避けたい
(投稿者 川崎)
1 件のコメント:
トラリと読むようです
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