このブログを検索

2019-06-05

オースチン・フリント雑音

当院の初期研修医 吉岡先生の論文が出版されました 🎉


大動脈弁逆流(高度)と大動脈弁狭窄(軽度)を認める症例の心尖部で記録

心音図の解説 ➜ 拡張中期ランブルと前収縮期雑音からなるオースチン・フリント雑音+Ⅲ音

👉 ちょこっとメモ
  • 米国の医師 Austin Flint が発見(Am J Med Sci. 1862;44:29–54)
  • 主に心尖部で聴取する拡張中期 and/or 前収縮期の低調性雑音
  • Flintは妥協を許さない厳格者で医学に人名をつけることを嫌った
  • 機序として左室流入血との衝突や心内膜面を擦る音などが提唱

👊 オースチン・フリント雑音を認めた他の自験例 ➜ 心音図塾 【症例93】

(投稿者 川崎)

0 件のコメント: