👀 時間分解能に挑戦

ヒントなしで挑戦！

🍙 肥大型心筋症

• 座位で心尖部に貼り付けた黄色い紙が周期的に震えている（単純な上下運動ではない）
• よく見ると二峰性で最初の揺れが二つ目に負けず劣らず大きい（その後は慣性の揺れ）
• 巨大なⅣ音を聴取（＋触知）➜ ダブルインパルス（double apical impulse）と診断した

🍘 おまけ

• 抬起性拍動＋ventricular kick（Ⅲ音）による二峰性との鑑別が重要になる．この場合は，大きい変位後に小さな揺れが続く（自験例）．理論的にはそうであるが，臨床現場で視覚的に鑑別難しい．
• しかし心尖拍動部位に右手の第2〜3指腹を当ててみれば一目瞭然（正確には一"指"瞭然と書くべきか？）．通常atrial kickはビンビン伝わってくるが，ventricular kickは弱々しい．まさしく関西風命名：触ってナンボの法則である（例1・例2）

※ 心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶

（投稿者　川崎）