大動脈弁狭窄症
Tl/Tc-99m-PYP dual SPECTおよび緊急冠動脈造影とその時の左室・大動脈圧波形
Yamano T et el. Clin Nucl Med. 2008;33:416-418
💚 解説
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心電図では広範囲の誘導でST低下があり、CKが1800程度であった。
- 緊急冠動脈造影では有意狭窄なく(中)、圧較差60mmHgの大動脈弁狭窄症があった(下)。
- 第4病日に施行したTl/PYP dual SPECTでは、Tlに集積低下はないが、PYPは左室全周性に集積があり(上)、Tlと併せ考えると、左室全周性の心内膜下梗塞と考えられる。
- Tlの項で述べた心内膜下虚血を生じる病態に、発熱などの心筋酸素需要の増加する状況が続き、梗塞に至ったことを推定するが、発症機序は不明である。
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ひとり言
- 大動脈弁狭窄症にトランスサイレチン型心アミロイドーシスが合併する例もあるとの報告がある。
- ともに高齢者に多いことを考えると、両者の合併を考慮する必要がある症例は増加すると予想される。
- 本例の報告者によると、その後1年後にPYPでfollowしたところ、うっすら心筋に集積していた(?)とのことである(その画像はない)。
※「輝きを放つ一枚」の過去の投稿は
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(投稿者 杉原)
2 件のコメント:
図が間違っています。元上司
ご指摘ありがとうございます
プログラムのリンクミスを修正しました
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