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2017-01-19

禁ワード

「~とのこと」という表現はできるだけ避けたい
  • 以前から胸痛を自覚していたとのこと ⇒ 以前から胸痛を自覚していた
  • 最近健診は受けていなかったとのこと ⇒ 最近健診は受けていなかった

確認 「~となった」も好ましくない用語 (例,入院となった ⇒ 入院した)

(投稿者 川崎)

2017-01-18

グラム染色で細菌(-)の肺炎

レントゲンでは明らかな肺炎像があるが,喀痰のグラム染色で菌が見つからない.
免疫不全状態ではなく,抗酸菌は検出されない.考えらなければけない疾患は?

答えはコチラ ⇒ マイコプラズマ ⇒ 咽頭拭い液PCR
レジオネラ ⇒ 尿中抗原
クラミドフィラ・シッタシ ⇒ オウム病CFペア血清
クラミドフィラ・ニューモニエ ⇒ CニューモニエIgM
(※上記の診断法はあくまでも当院での場合です)

これらの疾患はペニシリン,セフェム,カルバペネムなどβラクタム系抗菌薬は無効
テトラサイクリン系やマクロライド系,ニューキノロン系の抗生物質での治療が必要
マイコプラズマ レジオネラ オウム病 クラミドフィラ
(投稿者 川崎)

2017-01-17

シスター・ジョセフの小結節

別名はメァリー・ジョセフの(小)結節(Sister Mary Joseph nodule or node)
臍に出現する小結節で,腹腔内腫瘍の血行性あるいは直接浸潤性転移
胃癌,胆嚢癌,虫垂癌,卵巣癌,子宮癌,リンパ腫などが原因になる



名称は発見者の看護師Sister Mary Joseph(米国1856-1939)に由来
メイヨー・クリニックの前身St.Mary病院で外科医William Mayoと勤務

(Public domian)

(投稿者 川崎)

慢性・急性+硬膜+下・外+出血 

硬膜は頭蓋骨の下にある固い膜で脳を保護している
以下の頭部疾患のうち考えなくていい病態はどれか?
  1. 慢性硬膜下血腫
  2. 急性硬膜下血腫
  3. 慢性硬膜外血腫
  4. 急性硬膜外血腫
答え:3)
岡山大学脳神経外科HPには「慢性硬膜外血腫という病態はない」と記載されています
ただし”chronic epidural hematoma”で検索すると僅かながら症例報告あり(もちろん脊椎症例を除く)

おまけ 急性硬膜外血腫なら意識清明期があることを忘れずに
(投稿者 川崎)

2017-01-16

大腸菌の記載方法

論文や成書での正しい記載は?
  1. Escherichia coli
  2. Escherichia Coli
  3. Escherichia coli
  4. Escherichia Coli
答え: 3 (先頭のみ大文字かつすべて斜体)

おまけ   Escherichia coli はご存知,大腸菌 E. coli であるが正確な発音は難しい(ココで確認

発見者については コチラ へどうぞ

(投稿者 川崎)

感染性心内膜炎の診断

ポイント
  • 心エコー図による疣贅の検出は必須でない
  • 発熱+血培+末梢サインのみで診断可能





(投稿者 川崎)

2017-01-15

グラム染色クイズ

肺炎と診断された成人例.家に小さい子供がいる.起炎菌は?


本例は両細菌の混合感染と考えられた.いずれの細菌も子供には常在していることが少なくない.
(投稿者 川崎)

心室二段脈 Ventricular bigeminy

”洞調律+心室期外収縮”の組み合わせが持続する状態
概ね3回以上持続したら,心室二段脈と診断してよさそうです
(Holter monitoring and long-term prognosis in hypertrophic cardiomyopathy. Cardiology. 2012;122:44-54.)


※しばしば耳にする心室期外収縮の二段脈(PVC bigeminy)という表現はあまりお勧めしません

(投稿者 川崎)

2017-01-14

頻脈時の心音の記載方法

救急室で心拍数が100bpm以上の時は心音の詳細は判定は循環器専門医でも容易ではない
収縮期と拡張期の鑑別すら難しくなるから,「ギャロップの有無」の記載だけでも十分と考える

以下にギャロップ心音の自験例を提示する
馬が駆ける音であるが決して一様ではない点に注目
  • 症例1
  • 症例2
  • 症例3
  • 症例4
  • 症例5

おまけ
ギャロップを構成する過剰心音には4通りの組み合わせがある
⇒ Ⅲ音,Ⅳ音,Ⅲ音+Ⅳ音(四部調律),両者の重なり(重合奔馬調)
⇒ 詳細な解析は心音図と心機図を用いなければ難しい(それでも分からないことあり)
⇒ 興味がある方ば無料学習コンテンツ「心音図塾 松下記念病院」が参考になります

(投稿者 川崎)

二枝ブロック 三枝ブロック (心電塾より)

二枝ブロック=右脚ブロック+左軸偏位(右脚と左脚前肢の二枝が障害)
 ⇒ 虚血性心疾患など器質的心疾患の除外が必要

三枝ブロック=右脚ブロック+左軸偏位+PQ延長(上記二枝+1度房室ブロック)
 ⇒ 3度(完全)房室ブロックへの進行に要注意

・二枝ブロックの自験例


・三枝ブロックの自験例
※本例は陳旧性下壁梗塞も合併していた.2年ほどで3度房室ブロックに移行したためペースメーカを植込んだ.

(投稿者 川崎)