舌の腫脹で救急外来に搬入された高齢者
🔎 解説
- 舌は腫大し舌根に白苔と腫瘤病変あり
- 採血は白血球9200/μl,CRP 8.76mg/dl
- 造影CTで明らかな膿瘍を疑う所見なし
- 右側の顎下腺に一致して石灰化(赤丸)
- その周囲には僅かに浮腫様の変化あり
- 本症例の最終診断は急性の右顎下腺炎
👅 追加情報
- 耳鼻咽喉科をコンサルト:舌腫脹+右口腔底のワルトン管の走行に沿った腫脹+ワルトン管開口部から排膿あり→ワルトン管開口部から洗浄+抗菌薬(2週間予定)
- ワルトン管(Wharton's duct)とは顎下腺管で,顎下腺から分泌された唾液を口腔内へ導く導管(排泄管).およそ5cm程度の長さで,唾石症の好発部位でもある.
- なお洗浄液の培養からKlebsiella pneumoniae(過粘稠性株,String test+)を検出→眼内炎および膿瘍の全身検索も追加するが,特記すべき異常所見はなかった.
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(投稿者 川崎)

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