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2018-05-16

VSED 自発的飲食拒否

  • VSED = Voluntarily Stopping Eating and Drinking
  • 終末期医療において患者が自ら飲食をやめること

この観念は1990年代から報告されている(Arch Intern Med 1993;153:2723–8JAMA 1994;272:179–81
ただし医療サイドからVSEDの提案・サポートについては自殺ほう助に関する問題点が解決されていない

じっくり向き合ってみたい方

(投稿者 川崎)

2018-05-15

急性PTE ➜ CTEPH

PTE=pulmonary thromboembolism=肺血栓塞栓症
CTEPH(シーテフ)=chronic thromboembolic pulmonary hypertension=慢性血栓塞栓性肺高血圧症

報告1 N Engl J Med 1973;289:55-8
  • 急性PTE 43人 ➜ 死亡19人(32%),血栓残存5人(12%),CTEPF1人(1.7%)

報告2 Circulation 1990;81:1735-43
  • 米国の急性PTEは年間で約60万人 ➜ 死亡は約15万人(25%),CTEPHは約450人(0.1%)

報告3 N Engl J Med 2004;350:2257-64
  • 急性PTE 223人 ➜ 死亡41人(18%),CTEPHは3月後0%,半年後1%,1年後3.1%,2年後3.8%

👿 急性PTEからCTEPHへの移行は決して多くはないが経時的に増加する点に要注意

(投稿者 川崎)

クイズ Who's Who?





(投稿者 川崎)

2018-05-14

冠攣縮性狭心症の診断



ポイント 👉 硝酸薬で速やかに消失する発作と虚血性心電図変化のいずれも存在しない場合,冠攣縮性狭心症は否定的

(投稿者 川崎)

第106回看護師国家試験の表紙にある例題1

【問題1】近代看護の基礎を築いたのは誰か.






判定

(投稿者 川崎)

2018-05-13

家族処方・電話処方 

医師法第20条
  • 医師は,自ら診察しないで治療をし,若しくは診断書若しくは処方せんを交付し,自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し,又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない.但し、診療中の患者が受診後二十四時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書については、この限りでない.(原文そのまま)

医療と法ネットワーク 【相談18】 「夫と子どもの薬が欲しいと言われたのですが・・・。」より
  • 「診察」とは触診,聴診,問診その他手段を問わないものの,現代医学からみて疾患に一応の診断を下しうる程度の行為と解釈
  • ただ「診察」の有無の判断は形式のみではなくて,初診か再診か,前回の診察からの時間経過,病状の重さ・緊急性なども考慮
  • 例えば,それまで相当期間治療を続けてきた患者で特に急変がない場合は家族に薬を渡しても直ちに無診察治療と言えない

🔍 医療と法に関する過去の投稿 ➜ 看護師によるインフルエンザ検査

(投稿者 川崎)

2018-05-12

グラム染色クイズ

抗菌薬に反応しない発熱が続くバルーン留置中の症例に対して尿グラム染色を行った(強拡大 X1000)



(投稿者 川崎)

2018-05-11

下大静脈フィルター

高リスク例に対する無作為試験JAMA 2015;313:1627-35
  • 対象 症候性の急性肺血栓症で入院し深部静脈血栓が残存する399例
  • 方法 回収型の下大静脈フィルター留置+抗凝固薬 vs 抗凝固薬のみ
  • 結果 3ヵ月と6ヵ月の死亡・出血・血栓症・フィルター合併症に有意差なし

系統的レビューとメタアナリシスJ Am Coll Cardiol 2017;70:1587-97
  • 下大静脈フィルターは肺血栓の再発リスクを低減(オッズ比0.50,95%信頼区間0.33-0.75)
  • 下大静脈フィルターは深部静脈血栓のリスクを増大(オッズ比1.70,95%信頼区間1.17-2.48)
  • 下大静脈フィルターは肺血栓関連死を有意に低下させず(オッズ比0.51,95%信頼区間0.25-1.05)
  • 下大静脈フィルターは総死亡を低下させない(オッズ比0.91,95%信頼区間0.70-1.19)

(投稿者 川崎)

2018-05-10

咽頭痛を侮るなかれ!

前日から出現した咽頭痛が増悪する症例



(投稿者 川崎)

2018-05-09

石灰沈着性頸長筋腱炎

  • ハイドロキシアパタイトの頸長筋腱への沈着とその吸収過程に伴う炎症反応に関連した病態
  • Fahlgrenら(Nord Med 1963;70:1252)とHartley (J Bone Joint Surg Am 1964;46:1753-4)が報告

頸長筋腱(Longus colli muscle)は赤部分(パブリックドメイン)

  • 症状 急激に発症する頸部痛,頸部可動制限,咽頭痛,嚥下痛など
  • 疫学 10代~60代(平均42歳)で男女差なし(女性に多い報告もあり)
  • 診断 レントゲンまたはCTで上位頸椎前方の頸長筋腱に石灰沈着
  • 鑑別 咽後膿瘍,CDS(クラウンド・デンス症候群),髄膜炎 など
  • 治療 対症療法(1~2週間の鎮痛剤など),稀にステロイド
  • 予後 石灰化は1~2カ月程度で消失/再発は7%(29例中2例)

頸椎CTで環軸椎前方の石灰化(矢印) (耳鼻と臨床 2014;60:129-35

🗿 整形外科を受診して耳鼻咽喉科で診断されることが多いようですがER対応も稀ではない❕

参考文献) 耳鼻と臨床 2014;60:129-35日耳鼻 2013;116:1200-7

(投稿者 川崎)