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2017-01-08
マグネシウム Mg
大豆製品,海藻類,ナッツ類,そば,玄米、ほうれん草,小エビなどに多く含まれる
尿や汗として排出されやすいためMg欠乏に陥ることがある(逆にMg過剰症は稀)
利尿薬の内服時や多量のアルコール摂取時,飢餓,慢性下痢時では欠乏しやすい
マグネシウムの主な生理作用
筋肉の興奮性の維持と神経の興奮性の抑制
重要な骨の構成要素で骨の弾力性を維持
エネルギー代謝に関わる酵素を活性化
メッセンジャーRNAの付着を助ける働き
(投稿者 川崎)
2017-01-07
ランバート・イートン症候群
筋力の低下を引き起こす自己免疫疾患
別名ランバート・イートン筋無力症候群(Lambert-Eaton myasthenic syndrome: LEMS)
原因 重症筋無力症のアセチルコリン受容体抗体ではなくアセチルコリン放出を妨げる抗体
特徴 悪性疾患(肺小細胞癌など)の傍腫瘍性症候群として発症することが多い
症状 眼症状(眼瞼下垂や複視),自律神経症状(口渇や便秘),筋力低下,小脳失調など
鑑別 ボツリヌス中毒症(急性発症)や重症筋無力症(慢性的な経過)
治療 癌治療,アセチルコリン放出薬(グアニジン),ステロイド,血漿交換,大量グロブリン
(投稿者 川崎)
2017-01-06
松下金曜会 「頭痛」
頭痛の
レッドフラッグ
と考慮すること
視力消失 ⇒ 巨細胞動脈炎,急性閉塞隅角緑内障
錯乱または傾眠 ⇒ 髄膜炎,脳炎,脳膿瘍,脳腫瘍
体重減少 ⇒ 脳腫瘍
雷鳴頭痛 ⇒ クモ膜下出血
睡眠を妨げる頭痛 ⇒ 脳腫瘍
仕事中に悪化する頭痛 ⇒ 一酸化炭素中毒
参考書籍:「聞く技術 答えは患者の中にある」
(投稿者 川崎)
2017-01-05
レジオネラ尿中抗原
レジオネラ症の主病原体
Legionella pneumophila
血清群1に対して
感度>90%,特異度>95%
感染2~3日後から検出され約2週間は陽性が持続(注意:治癒後も長期にわたって抗原が検出される症例あり)
レジオネラ肺炎の特徴=急激な進行+βラクタム系抗菌薬が無効+高い死亡率
キーワード=意識障害+高CK血症+温泉(+アルコール多飲)
治療=マクロライド系,テトラサイクリン系,ニューキノロン系抗菌薬,リファンピシンなど
コストは229点=2290円(平成28年度 診療報酬点数より)
肺炎全体の3~15%と意外に多い(診断と治療2007;95:63-66)
※レジオネラ症は4類感染症に属するため診断後直ちに最寄りの保健所に届け出ること
詳細はコチラへ
尿中レジオネラ抗原検査(モダンメディア 2004年50巻4号)
(投稿者 川崎)
2017-01-04
リン 燐 P phosphorus
リンは一般食物に加えて加工食品の添加物など広く含まれているため
摂取不足になることは稀
むしろ過剰摂取による骨量低下やリン酸カルシウムの全身沈着が問題になる(特に透析症例)
生理作用:歯や骨を構成,糖質の円滑な代謝,ATPとしてエネルギー源,神経や筋肉の調整など
成人の摂取基準:男性1000mg/日,女性800mg/日(
日本人の食事摂取基準2015年版より
)
高リン食品の代表
⇒ 乳製品,卵黄,肉(特に肝臓),魚(特に骨を含む小魚),豆類など
リンを多く含む食品ベスト100は
コチラ
です
(投稿者 川崎)
リフィーディング症候群
Refeeding syndrome
慢性的な低栄養状態に対して急速な栄養補給を行った場合に生じる一連の代謝異常のこと
機序:糖や電解質,水分などの細胞内への急激な移動(
特に低リン血症が危険
)
症例:長期の経口摂取不足や不十分な静脈栄養,アルコール依存,神経性食思不振など
時期:栄養補給を開始してから1~2週間までの間に発症することが多い
症状:心不全,呼吸不全,意識障害,横紋筋融解,尿細管壊死,溶血性貧血など
予防:初期に投与するエネルギー総量の制限+必要なミネラルやビタミンの投与
詳しくは ⇒
『リフィーディング症候群』四国医誌2012;68:23-8
(投稿者 川崎)
2017-01-03
ESBL, AmpC, and MBL
extended-spectrum β-lactamase (
ESBL
), AmpC β-lactamase (
AmpC
), metallo-β-lactamase (
MBL
)
いずれもβラクタム系抗生物質を加水分解する酵素(βラクタマーゼ)の一つ
⇒
βラクタム系抗生物質=ペニシリン系,セフェム系,カルバペネム系など
ESBL, AmpC, MBLを有する細菌は多剤耐性であると考えるべき(詳しくは
コチラ
)
(投稿者 川崎)
2017-01-02
Index beat
index beatとは先行するRR間隔と概ね等しいRR間隔を有する心拍のこと
心房細動の症例で用いられる心エコー図の測定テクニックの一つ
心房細動では心拍数(RR間隔)が1拍毎に異なるため心エコー図の測定値はバラつく
そこで多数の心拍で測定してその平均値を算出していたが,簡便な方法とは言えない
index beatでの計測値は多心拍の平均値と近似する
(J Am Soc Echocardiogr 2011;24:1141-7)
(投稿者 川崎)
第五のバイタル
古典的バイタルサイン=血圧,心拍数,体温,呼吸数(酸素飽和度は含まない!)
総合診療医の徳田安春先生は第五のバイタルサインとして静脈圧を提唱している
静脈圧は頸静脈の怒張で判定する(下記の図は
急性心不全治療ガイドライン
より)
図.非観血的中心静脈圧の推定法
(
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_izumi_h.pdf
2017年1月閲覧)
覚え方
ざっくり45度で4.5cm以上なら異常
ただし頸静脈は首が太くて短い(猪首)ときには判定が難しいことが少なくない
高齢者では手背の位置(心臓からの高さ)と手背静脈の怒張が静脈圧の判定に有用
頚静脈
(投稿者 川崎)
2017-01-01
元旦からグラム染色クイズ
肺炎症例の喀痰グラム染色.その診断は?
解説は ココ です
多量のフィブリンの析出があり,グラム陰性桿菌が散在している
GNRの周囲に染色されない部分(莢膜)があるためクレブシエラが疑われる
復習
莢膜を認めれば概ねGPCなら肺炎球菌,GNRならクレブシエラ(肺炎桿菌)
(投稿者 川崎)
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