- トリプタン系薬剤(片頭痛治療薬)に出現する特有の副作用で、頚部や胸部,咽頭,肩の絞扼感~圧迫感,痛み,息苦しさなどがある。通常は服用後20~30分で出現し、10分から数時間で自然に消失することが多い。 食道平滑筋の運動亢進や肺動脈に対する影響、骨格筋のエ ネルギー代謝の異常、痛感受性の増加などが原因と考えられている。
参考)神経治療 2020;37:680–4、他
👺 トリプタンの問題点
- ノンレスポンダー ➜ 頻度は約10–30%でブランド変更やNSAIDsを併用
- トリプタン感覚 ➜ 心電図変化なく心臓や脳の有害事象にも関連せず
- 血管収縮作用 ➜ 心疾患や脳血管障害、未コントロール高血圧で禁忌
🚑 片頭痛 に関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)