- 概略 血管から血栓を除去する中心循環系塞栓除去用カテーテル(Penumbra Inc., USA)
- 原理 吸引カテーテルと吸引ポンプを接続して陰圧による機械的な吸引(音が発生する)
- 適応 急性下肢動脈閉塞症,急性上腸間膜動脈閉塞症,深部静脈血栓症(認定施設限定)
- 承認 開発は2014年で本邦では2023年4月20日に薬事認可され,2023年9月1日に保険収載
【形状・構造及び原理等】(添付文章より抜粋)
【使用目的又は効果】(添付文章より抜粋)
【臨床成績】(添付文章より抜粋)
【使用目的又は効果】(添付文章より抜粋)
- 本品は、急性下肢動脈閉塞症、急性上腸間膜動脈閉塞症又は重症な急性深部静脈血栓症において、速やかな治療が必要であり、外科的血栓摘除の実施が困難又は実施しても有効な治療効果が得られないと予想される患者を対象として、血流の再開を図るために使用することを目的とする。
【臨床成績】(添付文章より抜粋)
- 有効性:血流再開率(TIMI 2-3)は87.2% (68/78例) であり、そのうち血栓溶解療法を行わずに血栓吸引した症例の血流再開率は83.0% (44/53例) であった。本品により血栓吸引を実施した後に、追加の機械的治療等を実施した症例における血流再開率は96.2% (76/79例) で、そのうち血栓溶解療法を行わずに血栓吸引した症例の血流再開率は96.2% (52/54例) であった。
- 安全性:24時間以内に発生したSAEは6.3% (5/79例) であり、デバイスに関連するSAEは報告されていない。(※投稿者追加:SAE = Serious Adverse Event,重篤な有害事象)
(投稿者 川崎)