- カンファレンスで心臓移植の手技が話題になりました.あまりなじみがない領域なので調べてみました.
- 以下の図と文章は,日本循環器学会などの2016年版「心臓移植に関する提言」からの引用・参考です.
- 心臓摘出手技-
- 上大静脈・奇静脈,下大静脈,大動脈,肺動脈幹を十分剥離しU字縫合(図 14a)
- ヘパリン(4~5 mg/kg)を投与し,奇静脈・上大静脈・下大静脈を離断(図 14b)
- カニュー レから4℃心保存液を注入し心臓が停止した のを確認後,心臓を摘出(図 14c)
- 3重イレウスバックに入った心保存液中に漬け心停止液注入用のカニューレ抜去(図 14d)
- 心臓移植法 -
- 以前は biatrial technique (両心房法)が中心であった(図15a)
- 近年は bicaval technique(上下大静脈法)が行われている(図15b)
- 日本では北村らが開発した modified bicaval technique が70%(図15c)
👉 移植に関するの過去の投稿は コチラ
(投稿者 川崎)